新穂高ロープウェイのスキー場跡地へ、スキーを持って出かけてきた。
先シーズンにスキーシールとセキュラフィックス(金具)を購入していたのだが、なかなか滑る機会がなかった。
スキーシールとは、スキーの滑走面に貼り付けて、山の斜面を登りやすくするためのもの。セキュラフィックスとは、スキーの金具に取り付ける金具で、そこにブーツを固定して歩くと踵が自由になって歩きやすくなるものだ。
と言っても、持っているスキーとブーツはゲレンデでスキーをする為だけのもの。歩くとなると、とにかく重い。
kottinママが、『誰か友達と行けば?』
と言ってくれたが、山スキーに慣れている友人を誘っても、足手まといになるだけだと思い、単独で行く事にする。
バタバタと慌てて仕度をして鍋平駐車場で車を止め、早速板を履いてみる。
“なんじゃこりゃー!”と言うのが第一印象。思っていたよりも重く、歩きにくい。歩き始めて15分、セキュラフィックスがビンディングから外れる。“ありゃーーー・・・”工具を持って来るべきだったと後悔しつつ、一旦車へ戻る。
気を取り直して、再スタート。
ストックのリングが小さく、ずぶずぶと雪面に刺さって行くので、脚力だけで行進しなければならない。心拍数が上がる上がる。
休憩と入れようとしてザックを見ると、お茶がない・・・。しまった。
少しお菓子をつまんで来ていたので、それを頬張る。ちょっと頑張れる。
が、滝のような汗がでる。
出発したのが9時半頃。“エネルギー補給ができなければ、昼頃で断念だな”と思いつつ、行ける所まで行ってみる。
以前リフトがかかっていた千石の頭まで行きたかったのだが、アルペンコース中間の棚を登り詰めると12時になった。タイムアウト。
シールを剥がすと、板がよく滑る。この間ワックスをかけたばかりだ。まずは緩斜面。新雪は重く、スキーのトップを浮かせないと沈んでいくので後傾ぎみで滑る。足のモモがつりそうになる。
棚を過ぎると斜度が増してくる。思い切ってスキーのトップに重心を乗せて雪に突っ込んでいくと、その反発がターンと共に跳ね返ってくる。久しぶりの感覚だ。気持ちいい!!
車を鍋平のトイレのある駐車場に止めてあるので、アルペンコース下の鉄塔沿いに滑ってみる。藪を漕いで行くと、いきなりの急斜面が現れた。
雪面が硬かったり深かったりしたが、これもまた楽しい。
今度こそは千石の頭からシュプールを付けてやるぞー・・・。
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